一般に、投資から得られるリターンにはインカム・ゲインとキャピタル・ゲインの2種類がある。
インカム・ゲインとは、投資元本から付随的に得られるリターンのことである。株式投資の場合は、配当がインカム・ゲインである。
キャピタル・ゲインとは、投資元本そのものの価格変動から得られるリターンのことである。株式投資の場合は、株価上昇益がキャピタル・ゲインである。
「利回り」は、インカム・ゲインとキャピタル・ゲインの両方を含めて計算する。たとえば、100万円で取得した株から年間5万円の配当があり、株価が110万円になったとすれば、インカム・ゲインは5万円、キャピタル・ゲインは10万円である。したがって、この株式の年間利回りは
\[
利回り = \dfrac{5万円 + 10万円}{100万円} \times 100 = 15 \%
\]
ということになる。